松山陽太郎の日々是好日

7月7日、七夕に生まれし男の平々凡々な日々日記

那須川天心vsメイウェザー戦、追記

結構ネットや海外メディアで酷評されてる。

茶番だの危険だの。

まぁ危険ってのは確かにそうなんだけど、本人が受けたわけだし外野がどうこう言うのもどうなんすかね……まだ若いとはいえ本人がリスク覚悟で承知してるわけだから。

それに、高度に競技化された昨今の格闘技は浪漫が薄れちゃってるわけじゃないすか。

今回はそんな競技の枠を超えた浪漫に楽しみがあったわけで。

昔々の異種格闘技戦なんてウエイトも目茶苦茶でしょ?

ボクシングルールだからそこは異種格闘技戦と違うとはいえ、浪漫にそんな常識論はナンセンスなんすよ。

まぁでも確かに危険は危険。

そこをどう薄めるかは主催者の仕事だと思います。

今回で言えばグローブのオンスに差を付けた。

結果的には全然足りなかったけど、一応2オンス。

キックも回数限定とかでアリにしてほしかったけど、そこは相手が呑まなかった……だったら試合実現には仕方ない、折れるしかない。

そういうせめぎ合いの中で着地したのがあのルール。

そういや猪木アリ戦もルールでモメにモメたらしいけど。

いずれにせよ主催者側が試合後公言してるように、あくまでエンターテイメントなんよね。

そこに徹した。

結果的にこういう試合になって、139秒KOという結末にワンサイドや公開処刑などと揶揄されてるわけだがそれこそ結果論やろ。

それはトライした那須川天心にも失礼。

メイウェザー自身も言ってた、あくまでこれはエンターテイメント。

試合前に言うならまだしも、試合後に結果見て云々かんぬんとさも知った顔で批判してるネット民やマスコミには浪漫のロの字も理解出来まい。

実に心の狭い世の中になりましたな。

残念ですわ。

お祭りが終わった後に、でもこれって税金の無駄だしゴミが沢山出て公害だよねーとか言う類の人達なんすかね。

まぁあと最後に。

これ言うのもアレやけど、那須川天心にとってもボクシングルールである点、ウエイト差がある点、ワンサイドで負けても理由付け出来るのがね、戦績を汚す事無く良かったのかなって。

これがキックルール、同ウエイトで完敗してたら天心だけでなく日本の格闘団体自体ダメージ受けるからね。

諸々勘案したマッチメイクだったと思うわけで、これは視聴率出てからの話になるけどテレビ的に一定の成功をしてれば、興行的には大成功ですよ。

恐らく天心のみ競技目線で見てたけど、他は取り巻き、主催者、対戦相手も含めビジネス、エンターテイメント目線で見てたわけだから、競技目線オンリーでこの試合を論じるのはナンセンス……だと思います。

受け取り方は人それぞれすけどね。